重要経済指標

FX /EA運用において絶対に避けて通れないのが経済指標です。

経済指標とはわかりやすく解釈すると、
その国は今景気がいいのかそれとも景気が悪いのかを表すデータになります。

この数値を元にその国の金融政策を決めていくため
結果次第で相場が大きく動きます。

そのため、重要な経済指標が発表される時は
自動売買を停止しておくことが安全に運用する大事なポイントになりますので各指標について理解を深めておきましょう

目次

アメリカの重要経済指標(ドルが絡む通貨ペアに影響あり)

※A→AA→S→SSの順に重要度が高くなります。

◉米/雇用統計(SS)

・アメリカの雇用者数を表す統計
・原則毎月第一金曜日に発表(例外もあり)
※全EA稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉FOMC(SS)

・アメリカの金融政策を決定する会合
・年に8回開催
※全EA稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉パウエル議長発言(SS)

・アメリカ中央銀行(FRB)のトップ(2023年現在)
・FOMC発表後に会見/他イレギュラーで会見あり
※全EA稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉米/消費者物価指数/CPI(SS)

・消費者が購入する物価の動きを把握するための統計
・毎月月中に発表
※全EA稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉米/生産者物価指数/PPI(AA)

・製造業者の販売価格を調査したもの
・毎月月中に発表(基本CPIの後に発表される)
※全EA稼働停止推奨(指標3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉ISM製造業景況感指数(S)

・製造業の景況感を示す指数のひとつ
・原則毎月1日に発表
※全EA稼働停止推奨(指標3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉ISM非製造業景況感指数(S)

・非製造業の景況感を示す指数のひとつ
・毎月月初に発表
※全EA稼働停止推奨(指標3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉米/小売売上高(S)

・小売業、サービス業の売上高を集計したもの
・毎月月中に発表
※全EA稼働停止推奨(指標3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉米/PMI(AA)

・企業の購買担当者らの景況感を集計したもの
・毎月3週目あたりに発表
※全EA稼働停止推奨(指標3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉要人発言(SS〜A)

・国の経済政策を担う官僚などの発言
・月に複数回あり
※状況に応じて発言前に停止推奨あり

上記以外の指標でも、その時の経済状況に応じて適宜注意が必要な場合があります。

欧州の経済指標(ユーロやポンドの通貨ペアに影響あり)

◉ECB政策金利発表(SS)

・欧州の金融政策の発表
・年に8回開催
※ユーロが絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉ラガルド総裁発言(SS)

・欧州中央銀行(ECB)のトップ(2023年現在)
・ECB政策金利発表後に会見/他イレギュラーで会見あり
※ユーロが絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉ドイツ消費者物価指数(S)

・消費者が購入する物価の動きを把握するための統計
・毎月発表
・EUの中でドイツのGDPが1番高いためドイツの消費者物価指数が動きやすい
※ユーロが絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉BOE政策金利発表(SS)

・イギリスの金融政策の発表
・年に8回開催
※ポンドが絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉ベイリー総裁発言(SS)

・イギリス中央銀行(BOE)のトップ(2023年現在)
・BOE政策金利発表後に会見/他イレギュラーで会見あり
※ポンドが絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

◉英/消費者物価指数(S)

・消費者が購入する物価の動きを把握するための統計
・毎月発表
※ポンドが絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日停止/遅くても3時間前には新規エントリー停止推奨)

日本の経済指標(クロス円に影響あり)

◉日本銀行政策金利発表(SS)

・日本の金融政策の発表
・年に8回開催(発表時間は正午前後)
※円が絡むEAは稼働停止推奨(発表時間が決まっていないため発表までは稼働停止推奨)

◉植田総裁の記者会見(SS)

・日本中央銀行のトップの会見(2023年現在)
・日銀政策金利発表後に会見(15時〜15時30分)
※円が絡むEAは稼働停止推奨(安全にいくなら1日稼働停止推奨)


上記の指標は最も重要な指標です。

特にドルは基軸通貨のため、
ほとんどのEAに影響を及ぼすので
A・S・SSの指標の時は全てのEAを停止することを推奨します。

もし利確せずにポジションが残っている時は、重要指標前のポジションが増える前に停止だけしておくとそれ以上ポジションは増えないのでロスカットのリスクは減らせます。

停止しても決済機能は生きていますので、決済価格になった場合は自動で決済され利確する場合もあります。

利確しなかった場合でも翌日にオンにすると残ったポジションの価格を踏まえてエントリーしてくれますので、状況に応じて一時停止(オフ)と自動売買開始(オン)を使い分けてみてください。