「FXの取引時間」についてご説明いたします。
目次
取引できる時間帯
まず、FXは株取引と違い、平日ほぼ24時間取引が可能です。
世界の主要都市で為替市場が開いているため、日本が祝日でも海外市場が開いている場合は取引することが可能です。
基本的には日本時間の月曜日6:00頃~土曜日6:00頃まで取引できます。
(サマータイム、通貨ペアにより時間は異なります)
取引できない時間帯
FX取引ができない時間は主に土日や海外の大きな祝日となります。
また、国内外の銀行が休業となる元日(1月1日)はFX取引もお休みとなるほか、クリスマス(12月25日)、大晦日(12月31日)は短縮取引となる場合があるので利用しているFX会社の取引ルールを確認しましょう。
FXの取引が活発になる時間帯
為替市場の取引時間は平日24時間ですが、時間帯によってそれぞれ特徴がありますので、主要な3市場をそれぞれ解説していきます。
◯東京時間
日本時間8時~16時は東京時間と呼ばれ、オセアニアやアジアの取引参加者が多いです。
9時55分に各金融機関がその日に提示する基準レート(TTM)を決めるため、この時間に向けて取引が活発になる傾向があります。
◯ロンドン時間
日本時間16時~翌2時(冬時間は17時~翌3時)はロンドン時間と呼ばれ、世界1位の取引量を誇るロンドン市場が開き、欧州勢が市場のメインプレイヤーとなります。
一部にアーリーロンドンと呼ばれる日本時間15時から取引に加わる参加者もいます。欧州系通貨ペアの変動が激しくなることが最大の特徴で、東京時間とは全く逆の値動きとなることもしばしばあります。
◯NY(ニューヨーク)時間
日本時間21時~翌6時(冬時間は22時~翌7時)はニューヨーク時間と呼ばれ、22時30分には米国株式市場がオープンします。
この時間は為替市場にとって重要な時間帯でトレンドが発生しやすいと言われており、重要な米国の経済指標が発表されるので値動きが激しくなります。
◯一番活発になる時間は?
FX市場で一番取引が活発になり、値動きも激しくなるのが、ロンドン時間とNY時間が重なっている21時〜翌2時(冬時間は22時〜翌3時)になります。
米国の重要指標は、ほとんどが21時以降の発表となるため、重要指標がある時は非常に大きな値動きが発生しますので、状況に応じて指標前にポジションを整理しておくことが大切です。